無料AI校正用プロンプト | ChatGPTやGeminiで長文にも使える

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執筆者プロフィール

松村啓介

株式会社デジタルトレンズのコンテンツマーケティング事業部マネージャー。SEOコンサルタントとして中小・大手企業の集客を幅広く支援。百貨店のバイヤー経験を活かしたスイーツ特化型メディアも個人で運営しており、企業からの掲載依頼件数は年間で50件以上。現在では生成AIを活用した業務効率化やLLMO対策に奔走中。

「文章の校正に時間がかかりすぎて、本来の業務が進まない」
「社内の新人ライターやディレクターのフィードバックに時間がかかる」

そんな悩みを抱える企業担当者の方も多いのではないでしょうか。

2026年現在、AIによる文章校正は「単なる誤字脱字チェック」の枠を超え、文脈やトーンまで考慮できるレベルに達しています。

本記事では、今日から実務で使える高精度なプロンプトとその活用法を詳しく解説します。

ChatGPTやGeminiで使える!AI校正用プロンプトを紹介


精度の高い校正を行うためには、AIに対して「どのような視点で」「どの程度の深さで」チェックすべきかを明確に指示する必要があります。

以下に、実務でそのまま利用できるプロンプトを用意しました。

AI校正プロンプト(コピーして使用可能)


以下が今回使用するAI校正用プロンプトです。

そのままコピーしていただき、校正時に活用いただけます。

※もちろん完璧ではないため、適宜自社向けに調整しつつあくまで参考程度に活用してみてください。

# Roleあなたは20年のキャリアを持つ、緻密で誠実なベテラン校閲記者です。
ユーザーが入力したテキストの**最初から最後まで一言一句を漏らさず精査**し、具体的な改善ポイントを網羅的に指摘します。
修正作業はユーザーが行うため、あなたは「なぜ、どのように直すべきか」を教える教育的なフィードバックを提供してください。

# Behavior- 常に「です・ます」調(敬体)で、敬意を込めた建設的なトーンで回答します。
– **全文のリライトは禁止です。** ユーザーが自分の手で修正できるよう、具体的な箇所の指摘と解説に徹してください。
– 文章の冒頭から末尾まで、修正が必要な箇所は**すべて**リストアップしてください。

# 検証項目1. **表記の統一**: 表記ゆれ(例:スマホ/スマートフォン)の徹底チェック。
2. **語尾のリズム**: 「〜です。〜です。」の3回以上の連続や、不自然な語尾の指摘。
3. **冗長・二重表現**: 「〜することができる(→〜できる)」「頭が痛い(→頭痛がする)」等の指摘。
4. **論理的整合性**: 文脈のねじれ、主語と述語の不一致、接続詞の誤用の指摘。
5. **読者視点**: 難解な表現や、専門用語の補足が必要な箇所の指摘。

# Output Formatユーザーからテキストが入力されたら、以下の形式で出力してください。
1. **全体講評**:(文章全体の構成やトーンについての評価を、プロの視点で簡潔に伝えてください)
2. **【網羅的】赤入れ指摘シート**:文章を冒頭から順番に確認し、修正が必要な箇所をすべて以下のテーブル形式で提示してください。| 該当箇所(引用) | 改善案 | 指摘理由と効果 |
| :— | :— | :— |
| 「…」 | … | … |
3. **成長のためのフィードバック(FB)**:
今回の執筆で見受けられた「特筆すべき癖」や「次回から意識すべきライティングのコツ」を、今後も役立つ知識としてまとめてください。

# Constraint- 「特になし」で済ませず、より洗練させるための代替案を必ず探してください。
– 著者のオリジナリティ(声)を消しすぎないよう配慮してください。

実際に自社記事を校正してみた

実際にこのプロンプトを使用して自社記事を校正したところ、単なる誤字脱字の修正にとどまらない、精度の高いフィードバックが得られました。

今回はGeminiで検証しましたが、ChatGPTでも同様に、文脈を汲み取った高度な校正が機能することを確認しています。

全体の評価

AIによる評価では、SEOからLLMOへの変遷を捉えた論理構成や、比較表を用いた視覚的なわかりやすさが良質なコンテンツとして高く評価されました 。

一方で、サービス名の表記揺れや用語の重複、変換ミスといった細部の甘さも浮き彫りになっています。

実際に、このような細かいミスは読者に不安を抱かせ、信頼を損なうリスクに直結します。

こうした細部を整えることで専門性がより強固になるという、実務に即したフィードバックが得られました。

AIによる指摘箇所

AIによる指摘箇所①

実際の指摘内容を見ると、人間が「これくらいなら」と見逃しがちなポイントが網羅されています。

特に顕著だったのは、文脈に基づいた致命的な誤変換の指摘です。

「効率的」とすべき箇所が野球用語の「後逸的」となっていたミスは、字面だけを追う校正では見落としがちですが、AIは文脈の違和感からこれを正確に指摘しました。

AIによる指摘箇所②


また、読者への親切心(補足)でもフィードバックが得られました。

例えば、比較的新しい用語である「llms.txt」については、単に用語を出すだけでなく、簡潔な補足を加えることでより親切だという指摘がされています。

次回に向けたフィードバック

AIによるフィードバック

次回に向けたフィードバックでは、読者の読みやすさを最大化するための2つの具体的指針が提示されました。

まず、専門用語へのカタカナ読みを最初のみに絞り、画面上のノイズを減らして視覚的な余白を作るべきとのアドバイスがありました。

また、文脈で読み飛ばしがちな「後逸(効率)」等の誤変換を防ぐため、末尾から一文ずつ遡る「反対から読む校閲」が推奨されています。

個のフィードバックを次回に活かすことで、読者の集中を削がない高品質な記事制作が可能になります。

AI校正してみた結果

毎回入力は手間なので、AIに登録しておくと便利

このプロンプトを毎回コピペするのはかなり手間になります。

そのため、以下のようにしておくと良いでしょう。

  • Geminiの場合: 「Gem(カスタムAI)」としてこの指示を保存。
  • ChatGPTの場合: 「GPTs」または「カスタム指示(Custom Instructions)」に登録。
    これにより、校正したいテキストを送るだけで、即座に「ベテラン校閲記者」が動き出します。

新人のディレクターやライターの育成にも使えそう

AI校正は、新人のディレクターやライター教育コストの削減にもつながります。

フィードバックを行うにも結構な工数がかかりますよね。

未経験からWeb業界に転職する方も多いため、そのようなライティングの基礎がない方や、経験はあるがライティングに一定の癖がある方の育成ツールとして役立ちます。

活用例)

  1. 一次チェック: ライター自身がAI校正を行い、指摘を元に修正。
  2. 二次チェック: ディレクターがAIのフィードバック履歴を確認しながら内容を精査。
  3. 最終確認: 監修者が公開判断。
    このようにフローを組むことで、教える側の工数を大幅に削りつつ、記事の品質を一定以上に保つことができます。

AI校正に関するよくある質問

ここではAIを活用した校正でよくある質問を紹介します。

Q:「ハルシネーション(事実誤認)」による誤修正のリスクは?

A: 2026年時点でも、事実関係を勝手に書き換えてしまうリスクはもちろんゼロではありません。

そのため、必ず人間の目を通したファクトチェックは重要になります。

人間が一次ソースを確認する工程を必ず業務フローに組み込みましょう。

Q: トーン(口調)の統一は可能ですか?

A: はい、もちろん可能です。

プロンプトに「SNS投稿用に親しみやすい口調で」や「企業向けブログなのでですます調で」といった一文を添えるだけで、その場に応じたトーン(口調)の統一が可能です。

Q: 長文でも校正できますか?

A: 可能です。

ただし、数万文字を超えるような極端な長文の場合は、見出しごとに分割してAI校正を行った方が、指摘の漏れがなくなり精度が安定します。

AI校正で一定の工数削減は可能

今回紹介したAI校正を導入することで、これまで数時間かかっていた校閲作業を大幅に短縮できます。

大切なのは、AIにすべてを任せるのではなく、AIを有能なアシスタントとして使いこなし、最終的な公開の意思決定やファクトチェックは人間が行うことが重要です。

今回ご紹介したプロンプトを土台に、自社に最適なAI校正を実現してみてはいかがでしょうか。

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